青森まで津軽線とほぼ同額で新幹線を使えるように提言します

2024年2月末の時点で、奥津軽いまべつ駅から青森駅まで新幹線を使う場合のきっぷ代は指定席利用で3510円、立席利用で2280円です(立席と言ってもご覧の通りガラ空きな時は座れますが)これを半額以下にすることで(津軽二俣駅から)津軽線のみを使用して青森駅まで行く場合の990円に近づけたい。それにより県道14号(小国峠)の迂回ルートとして使えるようにしたいと考えております。
では、どうやって実現するのか?実は北海道の一部自治体では同様の施策がすでに実施されています。日本の北端を走るJR宗谷本線では、町民に限り特急券を実質100円とする専用のきっぷ(専門的には「契約乗車票」と というきっぷです)が用意されたことがあり(毎日新聞の記事はこちら)、これと同様に町民限定のきっぷを購入するためのQRコードを用意し、それを駅の指定席券売機でスキャンすることで購入可能とします。
※きっぷ画像はこちらから引用しました。
この町民専用割引きっぷを実現するために一番簡単な方法は、JR東日本が割引率約57%の団体乗車券(契約乗車票は団体乗車券の一部です)を町に対して発行することですが、あいにく北海道新幹線は他社線のためJR東日本の一存では発行できません。しかしJR東日本は北海道新幹線の貸付料(施設使用料)22億円を実質的に負担しており、これを原資として交渉することは可能だと考える次第です。
ちなみにJRサイドからの反論として「既に『えきねっとトクだ値』などの割引きっぷがある」と回答される可能性が多々ありますが、この「トクだ値」は指定席特急券+乗車券を基準に割り引いているため、ここで話題にしているきっぷとは別物です。過去にも快速「海峡」全列車特急格上げの時や、北海道新幹線開業時の公聴会でも同様に煙に巻き、その結果として私自身が沿線自治体から頓珍漢な回答をされたことを追記しておきます。

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